■ |
芸術の秋に相応しく、今回は「高円高校 美術部」。
こちらの高校の専科に、「美術科」があるんっす。
(美術を志す人が、かなり狙う学校でもある。)
しかし!狭き門なんだそうですわぁ。
卒業生の進路を見ると、美大・芸大に進むのはもちろん、その後も美術に携わっている人がたくさん!
卒業生が、美術の先生になり母校に帰る…ってのもよくある事なのだそう。
日頃から美術を学んで、クラブでも絵を描く。まさに「絵漬け」ですな…
( ..)φ
教室に伺うと、これこそ美術教室!!でした。
床は、ペイントで汚れまくっていた。…それが、いい味を出しているんです!
普通なら「拭き取りなさいよっ(-“-)!!」なんですけどね。
それどころか、今日までの時間の経過、数え切れない人達がここで絵を描き、巣立って行ったのだなぁ〜と…。
次に目に付いたのは、教室後方の、人の身長位あるでっかいキャンバス。
教室の壁の幅いっぱい、縦にズドドドドと並べられていた。
へぇぇぇ (゜o゜)と感心しているところで、
また面白いものを見付けましたの。
車の修理工場でよく見る、つなぎの作業服が2着「べろ〜ん」とハンガーで立て掛けてあってですね…。
何の為のものなのか!??
もう、絵の具まみれになる位、激しい絵を描く時にこれを着るのでしょうか!!?
引き続き、はぁぁぁ (゜o゜)と感心しまくっている時に、
取材が始まりました。
いつもと形態が違って、今回は、特に優秀だという8人に集まっていただきました。
(美術部はとてつもない部員数の上、テスト前ということもあり…)
その優秀な彼女たちに、ばんちょを描いてもらいました。
題して「考えるばんちょ」
モデル台(?)に椅子を置き、腰掛け、短い足を片足放りあげ、頬杖をつく…。
キマッテルン??
彼女たちは、ばんちょから5m位はなれ、1列に軽いカーブを描いて並んだ。
そしてモデルのばんちょに対して、体を半身にし、立って描くもよう。
時間は20分。
先生は「テストや思うて描け〜〜」と。
うわ〜〜〜何か緊張してきた〜〜〜っ
「よ〜いスタート!!」
一瞬にして、ピーンと空気が張りつめた。
し─────ん…
静かで落ち着かない…けど動けない!!
喋るのにも気をつかい、顔にパックをした時のように、表情を一定にし、口もほとんど開かず喋っておりました。
「シャーシャーシャー」
鉛筆の音だけが教室内に響く…
前から、右斜め後ろから、左から
「見られてる─────っ」
期待と不安…。 どんなばんちょが出来上がるんだろう!?
そんなことを思いながら、お腹を引っ込めたり、足の角度を考え…
アカンアカン!
生きた心地がしない。
しかも、一点を見つめていると目が寄ってくる…
いやいやあぁた、いざという時に良く見せようったって
無理だぁ!!
日頃から自分の見せ方を 気にしなさいってんだっ!!
|