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ヤバイってことは分かってる!
- ――会話でこんなことないっすか?
-
- 「
アレって、あーなんかなぁ?」
「いやぁ、アレやっていうやん!?
テレビであの人が言うてた!?アレ、アレよ…」
「アレみたいなもんすね、アアア…」
アレってなんやねん!!!
すぐ頭に浮かばないのである。
知識や情報が、脳みその奥底ォォ〜の何段目かの引き出しに入っていて、出るのに時間がかかるのだ。
それにしても、ばんちょは特にひどい!
物事を伝える仕事やっちゅうのに、真剣ヤバイっすよ、あんた…。
こんな、ばんちょの前に立ちはだかったのは、 脳みそピチピチ!クイズ研究部の彼ら。
実際接してみて、より一層分かった。
彼らは、雑学を始めとする様々なものが、いとも簡単に出てくる。
そもそも、『脳みその引き出し』になんて収めているどころか、その辺に散らかしたままで、すぐさま取り出される!!
ま、日頃から訓練してるってのはあるけれど、気持ちがいい程、頭の中が柔軟であることがわかった。
まして、問題のジャンルは様々。
まんべんなくかつ、深く頭に入れておかなくてはならないし、それを瞬時に答えられなければならない。
反射神経対決も、微妙な差ながら負けちまったし…。
もう予想通り、ガックシ肩を落として帰って行ったばんちょ。
再起不能と宣告された気分っす。
頭のリハビリはじめます…ガンバルワ…。
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